葛木のディープバリュー投資ログ

投資は自己責任です。だからよいのです。

【前月比5.1%】2023年11月投資成績

運用成績

運用資産:¥12,385,900円

前月比:587,782円(5.1%)

正味入金:0円

配当(税引き後):30,282円

保有銘柄

証券コード 名称 投資額 損益
7292 村上開明 ¥1,202,705 ¥313,295
9478 SEホール&インキュベ ¥889,494 ¥197,706
3892 岡山製紙 ¥1,012,265 ¥149,335
5958 三洋工業 ¥1,210,510 ¥106,490
6159 ミクロン精密 ¥1,304,000 ¥77,000
1997 暁飯島工業 ¥1,093,350 ¥57,050
3952 中央紙器工業 ¥1,048,650 ¥39,350
1869 名工建設 ¥1,125,980 ¥20,020
3766 システムズ・デザイン ¥1,314,111 ¥-10,211
6265 コンバム ¥1,264,140 ¥-29,340

振り返り

今月はなんといっても村上開明堂が大きく上がってくれましたので、助かりました。まぁ、指数には負けてるんですけど。

そういえば今月は一度も売買してませんでした。もう、当分入れ替えなくてもいいかな、という気がしています。一応MYルールに則り、保有期間が一年を超えそうなSEホールを売る可能性もありますが、まだ様子を見たい気もしています。はてどうしようか。

【前月比-1.5%】2023年10月投資成績

運用成績

運用資産:¥11,828,400円

前月比:¥-176,460円(-1.5%)

正味入金:¥-1,099,340円

配当(税引き後):0円

保有銘柄

証券コード 名称 投資額 損益
9478 SEホール&インキュベ ¥889,494 ¥226,506
3892 岡山製紙 ¥1,012,265 ¥124,035
1869 名工建設 ¥1,125,980 ¥17,020
1997 暁飯島工業 ¥1,093,350 ¥13,850
7292 村上開明 ¥1,202,705 ¥19,295
3952 中央紙器工業 ¥1,048,650 ¥1,750
6159 ミクロン精密 ¥1,304,000 ¥1,000
5958 三洋工業 ¥1,210,510 ¥-3,310
3766 システムズ・デザイン ¥1,314,111 ¥-3,411
6265 コンバム ¥1,264,140 ¥-33,540

振り返り

10月は強烈な下げから始まって、あんなにあった評価益がほぼなくなった場面もありました。しかし、そこからなんとか徐々に上がって最終的には微損で終わることができました。また、今月はそれなりに銘柄を入れ替えました(長期投資家目線)。売った銘柄は日本BS、日本化学産業、カナレ電気で、買った銘柄はミクロン精密です。他に2銘柄購入しましたが、実験的な意味もありここには載せないことにしました。

日本BSは徐々に上がると思ってる、とポストしておきながら売りました。いや、よくよく見れば勢いないなぁ、と思ったので。日本化学産業も勢いを感じなかったので、売却(ふわふわ中期計画や買収防衛策をとってることも売却を後押ししましたね)。カナレ電気は最後まで売るかどうか迷ったんですが、勢いが比較的なさそうなので売りました。ですが決算後は思いっきり上がりましたね。銘柄乗換のための売却だったとはいえ、バリュー株というカタリストが重要な株で決算前に売るのは悪手と感じました。次はちょっと待ってみます。

ミクロン精密を買いましたが、本当は買うつもりはありませんでした。刺さったらいいなーって思ってた指値が約定したので、買い集めました。直近高値から30%近く下落しており、なかなかおいしい位置に来たので、期待です。

 

【前月比+5.3%】2023年09月投資成績

運用成績

運用資産:¥13,104,200円

前月比:+592,336円(+5.3%)

正味入金:1,340,055円

配当(税引き後):17,691円

保有銘柄

証券コード 名称 投資額 損益
9478 SEホール&インキュベ ¥889,494 ¥172,506
3892 岡山製紙 ¥1,012,265 ¥129,535
5819 カナレ電気 ¥900,915 ¥125,285
7292 村上開明 ¥884,255 ¥111,745
3952 中央紙器工業 ¥1,048,650 ¥79,350
4094 日本化学産業 ¥1,052,910 ¥50,090
5958 三洋工業 ¥1,006,410 ¥35,590
1997 暁飯島工業 ¥1,093,350 ¥21,050
1869 名工建設 ¥1,125,980 ¥18,020
3766 システムズ・デザイン ¥1,158,711 ¥11,289
9414 日本BS放送 ¥1,093,183 ¥2,417
6265 コンバム ¥1,089,640 ¥-8,440

振り返り

今月はいろいろ売買しました(長期投資家を名乗るにはおこがましい売買履歴・・・)。

まず、保有銘柄は10くらいに絞ることを目的として、キクカワエンタープライズ藤井産業を売りました。キクカワエンタープライズは単純に出来高が少なくて万が一のときに売れないと思ったことが売却の一番の理由です。資産も右肩上がりに増えているわけではなく、極端に割安なだけだったのも売却理由ですね。藤井産業は持っていてもよかったのですが、十分利益は取れましたし、過去を見るとネットネットの価格((流動資産-負債/発行済み株式数))で下落していたので、ちょうどよい頃合いかと思い売りました。まぁ、こちらは業績も問題なく資産も右肩上がりなので、他にいい銘柄がなければ保有し続けるつもりでした。

今月は新たにコンバムを購入しました。資産の増加ペースもよく、業績も安定していたため、今は下落している最中ですがここらへんで反発する気がしています。

また、130万円ほど正味で入金したため、保有割合がなるべく均等になるようにそれぞれ買い増ししました(実はこの130万は他の手法で投資していた資金を引き揚げて発生したものです。これでもうこちらの手法にフルポジ状態です)。

ここまではバリュー銘柄全体の調子がよい状況でしたが、本日は下げが目立ちましたね。今のところ、過去の自分比でものすごく調子がよいですが、流れが変わってしまうかも・・・。なるべくディープバリュー投資なので、大きく下げることはないと信じていますが、いやはや。

ではでは

 

雰囲気個別株投資での失敗(Unity)

こんにちは、葛木です。
今回は過去に雰囲気投資で失敗したお話とそこから得た教訓の記事です。
2021年~2022年くらいの話です。

はじめに

皆さんUnityというソフトを知っているでしょうか。一言で言いますと、無料で使えるゲーム"制作"ソフトです。
私は以前ゲーム制作に興味があって、(本格的に使ったことはないのですが)Unityの名前はいたるところで見ていました(これは2017年くらいだったと思います)。
パソコンで言えばWindows、ネットショッピングで言えばAmazon検索エンジンで言えばGoogle、みたいな印象をUnityに持っていました。

投資に至る道

今でもですが、米国株の調子が絶好調で、当時高配当銘柄を中心に購入していました。AT&Tとか、ベライゾンとか。
ですが、何かの拍子にUnityが上場しているという情報を得て、私は前述の通りUnityが確実に伸びる(少なくとも衰退はしない)と感じていたので、投資に踏み切りました。

初期のMicrosoftAmazonに投資していた人は今、莫大な利益を得ている。これと似たようなことを妄想しました。。。

結果

で、大惨敗です。今のところ、これが私の最低のトレードです。
結局70万くらい損しました。
最初のうちは順調に株価が上昇していたのですが、あれよあれよと株価は下がっていきました。

質の悪いことに、雰囲気で始めた投資は損切が出来ないんですよね。
だってエントリーした明確な根拠がないので、損切する明確な根拠が出てくるわけがないんですよ。
都合のいい情報と解釈によって、損切をためらってしまうんですよ。雰囲気ですから。。。

教訓

今回の件から私が得た教訓は、以下のようなものです。
・雰囲気が根拠の投資は損切できずに大惨敗を招く。
・銘柄に惚れこむと損切できずに大惨敗を招く。たくさん情報があったら良いわけでないんです。
・期待で膨らんだ株価は、その期待が剥がれたら(冷静になる人が増えたら)株価は下落する。底値はない。

そして、ここから私は株価が決まる理由について考えるようになり、いい企業の株がいい投資先とは限らないことを理解しました。
結局これが、今のスタイル(ディープバリュー投資)に一番影響を与えたトレードだといってもいいかもしれません。

ではでは

【前月比+0.6%】2023年08月投資成績

運用成績

運用資産:¥11,161,160円

前月比:68,760円(+0.6%)

保有銘柄

証券コード 名称 投資額 損益
9906 藤井産業 ¥873,535 ¥244,465
5819 カナレ電気 ¥753,000 ¥105,000
3952 中央紙器工業 ¥903,535 ¥47,065
9478 SEホール&インキュベ ¥797,895 ¥43,605
4094 日本化学産業 ¥828,080 ¥31,920
5958 三洋工業 ¥792,535 ¥31,865
3892 岡山製紙 ¥818,250 ¥-8,250
1869 名工建設 ¥896,550 ¥-9,350
9414 日本BS放送 ¥818,869 ¥-11,569
6346 キクカワエンタープライズ ¥811,036 ¥-13,036
3766 システムズ・デザイン ¥770,219 ¥-14,219
7292 村上開明 ¥884,255 ¥-19,355
7820 ニホンフラッシュ ¥875,255 ¥-61,655

振り返り

今月は決算通過で下げる銘柄が多く、正直苦しかったです(特に二ホンフラッシュ・・・)。しかし、最終的には前月比プラス(といっても誤差のようなものですが)で終わることができ、ほっと一安心です。藤井産業様様です。

先月末以降、精工技研を売却して岡山製紙を購入しております。精工技研は決算後大きく下げておりましたので、本当にラッキーでした。売却理由は以下の通りですが、正直ホールドしてる可能性も十分にありました。ラッキーラッキー。

  • 右肩下がりで、大きく割安といったこともなかったため。
  • 岡山製紙を購入したかったため。

ではでは

ファンダ派のためのTradingView③

こんにちは、葛木です。 前回の記事はTradingViewで棒グラフをずらす方法について解説しました。いきなりマニアックでしたかね。 kkkuzuki.hatenadiary.jp 今回の記事では、株価の抵抗線を考えるためにチャートにネットネット株価を加える方法について解説します。

今回の目標

今回の記事を読めば、以下のようなチャートを作成できるようになります。

SECカーボン(5304)の月足チャートとネットネット株価

忙しい人のために、このチャートに適用したPineスクリプトをはじめに示しておきます。Pineエディタにコピペしてチャートに追加するだけでOKです。

//@version=5
indicator("ネットネット株価")
rs=request.financial(syminfo.tickerid, financial_id="TOTAL_CURRENT_ASSETS", period="FQ", gaps=barmerge.gaps_off)
fs=request.financial(syminfo.tickerid, financial_id="TOTAL_LIABILITIES", period="FQ", gaps=barmerge.gaps_off)
bso = request.financial(syminfo.tickerid, "BASIC_SHARES_OUTSTANDING", "FQ")
net_t=(rs - fs)/bso * 0.66
net = if net_t > 0
    net_t
else
    0
plot(net, title="ネットネット株価", color=color.blue, linewidth=2, style=plot.style_area, offset=0)

Pineでネットネット株価を計算

Pineエディタの開き方や描画可能な財務情報については前回の記事をご覧ください。ここではネットネット株価を、(流動資産-負債)/平均発行済株式数 * 0.66として計算しています。ネットネットとは何か?についてはググるなりすれば、詳しい記事を見つけられると思いますので、ここでは解説しません。この値を株価が下回るようであれば、非常に割安な状態になっていると思っていただければとりあえずは十分だと思います。
それではスクリプトを見てみましょう。

//@version=5
indicator("ネットネット株価")
rs=request.financial(syminfo.tickerid, financial_id="TOTAL_CURRENT_ASSETS", period="FQ", gaps=barmerge.gaps_off)
fs=request.financial(syminfo.tickerid, financial_id="TOTAL_LIABILITIES", period="FQ", gaps=barmerge.gaps_off)
bso = request.financial(syminfo.tickerid, "BASIC_SHARES_OUTSTANDING", "FQ")
net_t=(rs - fs)/bso * 0.66

rsが流動資産、fsが負債、bsoが平均発行済株式数、net_tがネットネット株価を表しています。四半期ごとの値を見たいのでperiodはFQとしています。 本当はこれだけでもいいのですが、割安でない株の場合だいだいこの値はマイナスになり、そのままチャートに加えると非常に見づらくなるので、net_tが0以下の場合は0にするよう以下の処理を加えています。

net = if net_t > 0
    net_t
else
    0

Pineのif文を使用しています。あとはplotし、

plot(net, title="ネットネット株価", color=color.blue, linewidth=2, style=plot.style_area, offset=0)

"チャートに追加"を押して、 追加されたグラフの上で右クリック→移動する→上の既存のペインへ、をクリック、 左側の縦軸上で右クリック→すべてのスケールを一つに結合→右側に、で完成です。

SECカーボン(5304)の月足チャートとネットネット株価

これが描画できて何がうれしいのか?

株価がネットネット株価付近というのはすなわち、その会社の資産に対して時価総額が非常に低い状態にあることを示します。つまりそれは、ほとんど期待されていない銘柄なのです。そのため、ある銘柄の株価がネットネット株価に近いからといって喜んで飛びついてはいけません。その後その会社が赤字続きとなり、資産をどんどん食いつぶしていくことになるかもしれないのです(皆そう思っているから割安なのかもしれません)。
そのため、最低限TradingViewでネットネット株価が右肩下がりでないことを確認する必要があります。今後も同じようにネットネット株価が上昇する保証はありませんが、少なくとも右肩下がりよりはよいでしょう。また、ネットネット株価が株価の抵抗線として機能している銘柄もあるかもしれません(例として示しているSECカーボンはまさにこれ)。これは多くの投資家が割安指標としてネットネット株価を見ているからだと思います(いくら不人気でもネットネット株価を割るのは安すぎると判断している)。
ネットネット株価が右肩上がりかつ株価が過去に反応しているなら、しぶとくネットネット株価付近で買うことさえできれば、非常に良いトレードができると思います。
ではでは

FXでの失敗

こんにちは、葛木です。
今回は過去にFXで失敗したお話とそこから得た教訓の記事です。

はじめに

私は2017年に将来の資産形成のため、インデックス積立投資を始めました。確かに着実に資産が増えてはいたんですが、当然ながら到底満足いくスピードではありませんでした。
(当時は強く早期リタイアを望んでいたのです。今もですけど・・・)

そんな中、資産の増加を早める手段はないものかといろいろ調べていたところ、出会ってしまったのがFX取引でした。
これがレバレッジをかけた取引と私のファーストコンタクトでした。
それまで投資(といってもインデックス積立ですが)で資産を増やしていた私は、投資で損失が出るリスクを過小評価しており、「レバレッジをかければ資産倍増だ!」、と水たまりのように浅い思考でFXに飛びついたのです。

 

FXで何をしたか

私はトレンドラインや移動平均線などのテクニカル分析を根拠に裁量トレードを行うことにしました。
MT4で過去の値動きに合わせてトレンドラインを引いたりして、そのあてはまりの良さに感動を覚えながら、わくわくして注文を出していました。
(過去の値動きをもとにライン引けば、そりゃよくあてはまるでしょ、というのはお気づきの通りです。)

 

まぁ、確かに最初の半年くらいは利益が出ていました。
思っていたよりも順調に資産が増えたので、「レバレッジって素晴らしい!」、「この調子でいけばあと何年でリタイアできるなぁ」などと何度皮算用をしたことか、数えきれません。

 

転落

具体的な取引の履歴もとってないので、いつごろ損失が出始めたのかは覚えていませんが、明確にFXをやめようと思った取引は覚えています。

徐々に損失が増えていたころのある日、月足か週足で引いたトレンドライン付近に価格は近づいておりました。
上位足トレンドラインは強い!、反発するはずと信じて疑わない私は、1分足チャートを見ながらトレンドライン付近で指値注文を行いました。
それまでより大きくロットを張って。。。

結果、大きく損切。1,2回ナンピンしたような気もします。

建玉保有中は、1分足の上下動にブツブツ独り言を垂れながら(ほとんど悪態)、利確できるそのときを待ち続けていました。
私がそれまで馬鹿にしていたお祈りトレードをしていたんです。パソコンの前に2時間くらい張り付いて。

建玉を損切した瞬間、冷静になると自分がとてもアホらしいことをしていると気付いたのです。


教訓

今回の件から私が得た教訓は、以下のようなものです。
・FXはしない。勝ってもなんで勝ったのかわからないし、そもそもFX業者と利益相反になるからね。
レバレッジをかけた取引を行わない。運良く勝って調子乗ってロット張って損するからね。
・テクニカルに頼らない。何の根拠もないからね。

まぁ、かといってこれらの教訓を活かせなかったこともあるんですけど、それでも大やけどをする前にこの経験があったのはよかったかな、と思います。
ではでは